コンテンツ産業から学ぶまちおこしの可能性

姫路で開催された「まちづくり×コンテンツ産業~姫路出身のワタナベエンターテインメント吉田会長をお招きして~」に参加しました。

「まちづくり」は公務員にとって大切なキーワードの一つですが、それと「エンターテインメント」がどのように掛け合わされるのか。
これからの地域おこしに何らかのヒントをいただけるような気がして、参加しました。

講演では、エンターテインメントを軸としたエッセンスがたくさん散りばめられ、お言葉一つ一つから、地域おこしに繋がるヒントをいただきました。
以下に、いくつかのエッセンスをご紹介します。

■負けているときこそ面白い
エネルギーというのは、現状に対する不満、不足、怒りから生まれる。
逃げていては勝てない。

■自分がやりたいことを貫く
一人が「どうしてもこれをやりたい!」と言い張ること。
多数決で決めては、魅力的なものは生まれない。

■体験、ストーリー、アートが鍵
物は売れない。
デザインという知的財産が鍵となる。
人工物ではなく、自然や天然物を見て、聴いて、五感で感じることにより、誰の脳も通っていないアイディアが生まれる。

他にも、地方を俯瞰した視点でのお言葉の数々に、とても刺激的な時間を過ごさせていただきました。

これから先地域が生き残っていくためには、住んでいる人々がその地域の価値に気づき、歴史や文化などの特色を活かしながら、新しい価値を創造していくことが大切なのではないかと思いました。
 
ところで、まちおこしを考えるとき、行政職員が「楽しんでいるかどうか」は、「仕事」というフィルターを通して住民の皆様に伝わると感じています。

腹では危機感を持ちながらも、公務員がひとりの人間として仕事を楽しむことが、直接的にも間接的にも地域活性化に繋がるのではないか、と講演を拝聴し改めて思いました。

※写真は主催者が掲載しているものと同じものを使用しています。(主催者にご了承いただいています。)


(ライター:りょうこ)