メンバー紹介③


庶務のきなこもちです。


現在、入庁6年目、新採ではなくなってしまったことにおののいているヒヨッコです。大学卒業後、就職が決まらなくて、国民年金の支払いが厳しくなってきたころ、我が社に拾っていただきました。ありがたいことです。


これまでに土木→医療→総務と異動してきました。基本的には内向的な性格ですが、人前に出ると緊張し過ぎて、めちゃ明るいキャラになることがあります。これまで何度か仕事で市町村向けや、庁内向けの研修をしてきましたが、きなこもち劇場、ユニバのキャスト、声優を目指していて挫折して公務員になった、とあることないこと言われます。


親戚に公務員が多く、公務員には絶対になるまいと思っていました。あんなに大変なのに、世間からあんなに疎まれる仕事はないと。今でも、「9時17時なんでしょ?」「公務員は楽でいいよね」「なんで行政ってあんな動かんの?」「一日なにしてんの?」なんて言われると、しょぼーんと落ち込みます。特に終電なくなってタクシー帰りのときや、休日出勤のときなんかは、あー、私は公僕なんだなぁとしみじみ思うものです。


ですが、本当にいやならやめてしまえばいい訳で、そうしないのは、今の組織にいいところがあることも理解しているからです。私が公務員をしていて、いいな、と思うところをランキング形式で紹介します。


一位 法令遵守

前提として、法令は守るべきものという意識があります。(民間にないと言っている訳ではありません)


また、本音はわかりませんが、表立って「女性だから○○」と言われることがありません。望めば男性と肩を並べていけます。家事や育児で減速する必要がなければ、なのかもしれませんが。



二位  人がいい(きなこもちの主観ですので、異論はあると思います。民間の方と比較した訳ではありません)

誰かを蹴落としてでも、上に行く!という気質の方はあまり見かけません。仲間意識が強く、後輩の指導も喜んでやります。異動がコンスタントにあるため、自分が教える立場のこともあれば、年下の子から教わる立場のこともあります。なので自然とそうなるのかもしれません。


三位  ノルマがない

時間的なプレッシャーはありますが、売上という名のノルマはありません。差別化が難しい世の中で、公務員がぬくぬくしていると言われる由縁であります。その代わりに住民さんや議員さんから色々と言われます。また、法令にガチガチに縛られるので、ミスは許されません。


四位 転勤がない

例外はありますが、基本は転勤がありません。そのため、介護や子育て、家の購入などの人生設計はしやすいかもしれません。ただ、都道府県にもよります。北海道さんとかは大変かもしれません。


五位  異動がある

よくも悪くも、なのですが、飽きっぽい自分にはありがたいところです。部署が変われば、転職した並みに環境が変わります。恵まれた環境にいけることもあれば、毎日泣きながら通勤するような職場になることもあります。その過程で、思いもよらない自分を発見したり、新しい能力を身につけたりすることができます。


主に労働者としての立場で、公務員のいいところを挙げてみました。もう1つ、ランキングとは別に根本的な点で、いいなと思っていることは「お客さんでなくても、困っている人に手助けができる」点です。民間企業は、消費者に様々な利便性や感動を与えることができますが、消費者以外に対して何かをするというのは、なかなか難しいことではないでしょうか。

(最近ではCSRとして、我々には思いもよらないすばらしい活動をされている民間企業さんがたくさんありますので、変わってきているところとは思いますが)


これから公務員を目指す方の参考になれば幸いです。


私自身は、自分が何をしたいのか、探り探りでモヤモヤすることも多いです。ただ、素敵な公務員さんを知っているので、公務員=ダメな奴のようなな社会の一部でのイメージが変わって、もっとのびのびと楽しく働ける公務員が増えるといいなと思っています。


よろしくお願いいたします。